愛ある反対。

「あんたなんかに、漫画家のような厳しい世界を生きていけるはずがない」。

今放送しているNHKの連続テレビ小説「半分、青い。」で、漫画家になるために上京したい主人公の”鈴愛”(18歳)に、母である”晴”が言い放った台詞。一昔前の自分なら、こういう台詞はどうも好きになれなかった。なぜなら、その子の未来をその言葉で押し潰してしまうかもしれないからだ。でも今なら、このドラマで描かれたような親心からゆえの”反対”に直面するいうのはとても幸せなことなんじゃないかと思えるのだ。むしろ、世間的に”厳しい”と言われている職業に就くための重要な”必須科目”なのではないかという気さえする。

自分も”フリーランスで音楽家をやりたい”と言って、31歳を目前に会社を辞めた。音大や専門学校でちゃんと勉強してきたわけでもなく、コネクションもほぼ皆無の状態。あまりに無謀過ぎた。このご時世、当然、親を含め色々な人からネガティブな言葉を頂戴した(唯一、妻だけがポジティブな言葉をくれていた)。もちろん、愛のある意見がほとんどだと思う。そういう言葉に何遍もぶち当たり、それでも続けるんだという気力と自信だけは、なぜかあった。例え、順風満帆で目指していた職業になれたとしても、その人に偉大な作品を作れるかは、正直疑問だ。偉大な作品を作った人を見回してみると、みな苦労人だ。苦労人というか、その苦労を何が何でも克服してきた人なのではないだろうか。強い人。音楽家も、きっとそういう部分が自然と日々の中、求められ試される職業なんだと思う。

 

広告

コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Google+ フォト

Google+ アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

%s と連携中